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エルネスト残波では、アメリカンヴィンテージスタイルのお部屋に加え、
さらに本物のアメリカを体験していただきたいと思い、アメリカのスクールバスを導入しました。

2階のセカンドリビング
沖縄にはオーシャンビャーでジャグジーやプールが付いたリゾートホテルやコテージなどたくさんありますが、当社はアメリカ文化の影響を受けた沖縄のアメリカ文化を体感できる宿を目指し、アンティークやビンテージの家具や照明、雑貨などを配置した客室を満喫して頂ける宿泊施設となっております。
歴史が刻まれた家具や雑貨の独特な魅力を多くの方々に体感していただければと思っております。

エルネスト残波は、沖縄本島中部の海や自然に囲まれた西海岸にあります。沖縄本島で夕日が最後に沈む場所として知られる絶景スポットやシュノーケルが楽しめる天然ビーチ、さとうきび畑が広がるのどかな風景などアメリカ西海岸のようなリゾート気分を満喫できるエリアです。
当社では、カリフォルニアを彷彿させる、西海岸のような雰囲気をさらに感じていただけるよう、数年前までアメリカで実際に使用されていたスクールバスを導入することにしました。

アメリカのスクールバスとは
スクールバスのデザインと
種類について

アメリカでは、毎日2,000万人以上の子供たちが黄色いスクールバスに乗って学校に通っています。沖縄の米軍基地内に通学する生徒たちも毎日スクールバスに乗っており、エルネスト残波の近くにも毎日停車しています。
アメリカのスクールバスと言えば、明るい黄色の車体で一目でスクールバスとわかるデザインとなっていますが、他のバスと外観で区別でき、夕暮れや早朝でも最も見やすいとして、1939年からこの黄色が使われています。また黒い線は、単なる装飾ではなく、バスの構造を強化して側面からの衝撃を吸収するための「ラブレール」と呼ばれる安全機能で座席の高さや窓の下部などに沿って配置されています。

C型のスクールバス
アメリカのスクールバスは法令でA、B、C、Dの4種類に別れており、A型は小型、B型は中型、C型はトラックのシャシーを用いたボンネット型、D型は一体車体の箱型となっています。現在では、トラックのシャシーを用いたC型がアメリカ合衆国のスクールバスのスタンダードとなっており、車種によっては最大90人まで乗車できるようです。
エルネスト残波にやってきたスクールバスは、A型のショートタイプで一般的に「ショートバス」と呼ばれています。
現在ではC型が主流となっているため、アメリカでもショートタイプのスクールバスは台数が少なくなっており、当社にやってきたショートバスは、特に希少なタイプのようです。

C型のスクールバス
スクールバスの導入秘話
他社との差別化と次のステップ
エルネスト残波がある読谷村は、沖縄らしい自然が残る人気のエリアで、高級ヴィラやリゾートホテル、一棟貸しなど宿泊施設が乱立しています。
当社では他社との差別化を図るため、アンティーク家具やヴィンテージ家具、雑貨などが楽しめる
アメリカンヴィンテージスタイルの宿泊施設を目指して2022年3月にOPENしました。
アメリカンな雰囲気が好きなお客様に多く利用していただき、リピートして利用していただけることも増えてきましたが、
次のステップとして、さらにお客様に喜んでいただくためには、どうしたら良いかと長い間悩んでいました。
アメリカンな雰囲気をさらに強調できる看板になるようなものを探していたところ、
アメリカのスクールバスの中古車が日本国内で販売されていることを知りました。
A型のショートタイプなら普通免許(中型8tまで)で運転でき、スペース的にもちょうど良かったので、
半年ほど悩みましたが、2024年11月に岐阜県の販売店まで実車を見に行くことにしました。
金額は安くはなかったですが、円安・関税の影響、輸送費の高騰でアメリカから仕入れることは、
今後さらに難しい状況になるとお聞きしたたので実車を見て、試乗してその日に購入することを決めました。
車検整備を経て、2025年1月に名古屋港から沖縄の那覇新港まで船で輸送されてきました。
那覇から読谷村までの初ドライブは、とても緊張しました。
納車時のバスの様子

1987年式のシボレーシェビーバンG30をベースに作られたショートタイプのスクールバス。
車幅は247cmもあり、大型トラックに近い大きさでした。

車体の色がホワイトで、フロントガラスの上部分には、以前の所有者のロゴが入っていました(画像加工)。バンパーやサイドの一部がブロンズのような色で塗装され、人物のイラストなどが描かれていました。

塗装は劣化していましたが、足回りなどに目立った錆などもなく、全体的に悪くない状態でした。

車内には絨毯がひかれており、天井にはべニア板、サイドにはフェルト生地が貼られていました。車内の高さは2m近くあり、大人が立っても余裕があります。
スペック
車体のリフォーム

まずはフロント部分の下地処理(洗浄、脱脂、研磨)を行って、養生し、下塗りしました。ミラーを取りたかったのですが大変そうだったので断念しました。

フロント部分をローラーとハケを使って黄色に塗装しました。フロントガラスの上部は、ボンネットと脚立に足をのせて作業したのでとても大変でした。

次に両サイドとリアの下地処理、養生、下塗りを行い、塗装しました。サイドが一番作業しやすかったのでとても楽しかったです。

ここまで来ると納車時の面影はなくなり、スクールバスらしくなってきました。サイドの黒い線とバンパーを黒で塗るための養生を行い、塗装しました。

フロントとリアの上部に「SCHOOL BUS」のステッカーを貼り、当社の施設名のステッカーも貼って、ランプを取り付けました。

最後に天井部分をオフホワイトに塗り、完成しました。通常は天井から塗るのだと思いますが、ステッカーを貼ったりするのに天井で作業をしないといけなかったので最後に作業しました。
車内のリフォーム

サイドに貼られていたフェルト生地をすべて剥がしてオフホワイトに塗装し、照明はマリンランプに交換しました。天井のべニアと床の絨毯はそのまま利用しています、

車内はできるだけ当時の雰囲気を感じられるよう、スイッチ等の装備や座席は当時のものを利用しています。また古い映画のチラシやポスターなどを貼ってアメリカンな雰囲気にしています。

古い車なのでエアコンが使えず、天気の良い日はサウナ状態だったので、家庭用のエアコン(6畳用)を設置しました。(取付作業は業者の方にお願いしました)。エアコンと照明は、リチウムイオンバッテリーを使って稼働させています。

エアコンの室外機は、車体右側の床下に取り付けています。地面を掘って室外機を入れたり、枠を作ったりと、取付にはとても苦労しました・・・。エアコンは室外機が小さい三菱の霧ケ峰を選びました。
リフォームに使用した資材他
スクールバスでの体験メニュー
沖縄の海を感じられる
レジンアート体験

沖縄の美しい海を表現できる「レジンアート体験」は、初心者から経験者まで楽しめるクリエイティブなアクティビティです!
透明感のあるレジンで波や砂浜を再現し、世界に一つだけオリジナルアートを作ることができます。
現在、2026年よりスクールバスの車内でレジンアートを体験していただけるよう準備をすすめております。
エルネスト残波に宿泊されたお客様限定で、オーシャンアートパネル、シーサー等の体験メニューを開催する予定です。
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